孤独

2003年6月1日
久しぶりのちゃんとした日記です。

色々あったけど、何とか身の回りも落ち着いたので。

まず、この日記を少しでも気にかけてくださった方々に、お詫びします。

本当に、すみませんでした。

全国の人が見ているこんなところで、自殺しますとか、そんな申告をすること自体、やってはいけなかったことだと実感しています。

謝って済むことじゃありません。本当なら、日記をやめるのが筋だと思います。

でも、悩んだ結果、続けることにしました。ここは、俺にとってやっぱり大事な場所です。自分の奥底に眠っている陰惨な気持ち、弱い部分、吐き出せるのはここしかないから。

もし今度同じような気持ちになったら、ここには絶対書かないと約束します。
例えここが吐き出す場所だとしても、見ている人を不愉快にさせたり、不安にさせたりしたくはないから。

だから、これからもよろしくお願いします。

さて、近況ですが、不動産会社のバイトはやめました。放浪する前に、電話で断りました。もともと、続けていく自信も無かったから。
それで、再度大学の紹介で、別の事務のアルバイトをやらせてもらうことになりました。
なにはともあれ、これからです。

私生活はというと、相変わらず孤独との戦いです。休みの日は一人でいるのが当たり前。
最近は人そのものを疑いたくなるような出来事があり他人を信用できなくなってしまって、ますます世の中から疎外になって行きます。
でももう、それでいいと思います。
一人の時間が長すぎて、一人でいることに何の疑いも持たなくなりました。
これだけ溢れんばかりの人間がいるんです。1人くらいはみ出た人間がいたって、ちっとも不思議じゃない。
自分には元々、他人とうまくやっていく能力なんてものは無かったんです。

ナンバーナインのデザイナーの宮下さんが、「デザイナーは孤独との戦い。自分の作った服が受け入れられるか不安だ。いつも疎外感を感じている」とある雑誌で言っていた。あんな立派なデザイナーでも孤独なんだ。こんなに自分の弱さを見せられる人とは思わなかった。今回病気で1シーズン遅れてのコレクションだけど、その病気もそういった孤独感から生まれてきたものなんだろう。
大変失礼極まりないが、少し宮下さんに共感してしまったようだった。彼がかつてカートコバーンの疎外感に共感したときのように。

太宰治は、どんな気持ちで毎日を過ごしたんだろう?自分には彼がただ呆然と毎日を眺めていたとは思えない。
彼の言葉を借りれば、自分みたいな人間は「日蔭者」なんだろう。後ろ指差されながら、それでも生きていく自身は、無いよ。

自分の母はACだ。今でも自分より頼りないなと思う面さえある。でも母は職場で虐めをくらいながら、後ろ指差されながらそれでも家族のために必死に働いた。そんな母を尊敬している。
両親は我欲が全くない人だった。いや、それは誰にでもあるものだろうが、二人の子供のために我欲を捨て全てを注いでくれたのだ。子バカというやつかもしれないが世界で一番親らしい親だと思う。この両親の子に生まれて、本当に良かったと思ってる。それだけが生きてきた中で胸を張って幸せといえること。

かといって前向きに生きれるかって、そういうわけでもない。両親のために、生きろ、それは何か違う気がする。自分らしく生きる、これが1番両親のためになると思う。ただ今はそれすらも危ういけれど。

これから自分は、どうなるんだろう。どうすることもできないし、どうにかなるのを、待つしかない。
こんなの、生きているといえるんだろうか。

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